紺桔梗の転調





 黒髪短髪の爽やかな高井君が、パックのコーヒー牛乳にストローを刺し、チューッと吸う。高井君はパッと明るい性格の持ち主だが、特に目立たぬ私を、友人として接してくれる。今日はお昼、一人なんだ。

「てか、宮ちゃん、金曜は連絡ありがと。夜、じわっと仁志君に聞いてみたんよ、あれは俺と食べるために買ったケーキだった」

 お菓子もたくさん準備してくれたんだって。

「予定変更で俺はお好み焼きとピザ買ってって、仁志君喜んでくれたよ。それとバナナのケーキ、マジ美味かった」

「ちょっとでも役に立てて良かった。ね、美味しいでしょ」