紺桔梗の転調





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 週明けの月曜日、雨粒の落ちそうな曇天。昼休みに中庭で一人スーパーのカレーパンを食べていると、高井君がサンドイッチとコーヒー牛乳を持ってやって来た。

「宮ちゃんおつかれ。隣いい?」

 ベンチの隣に座った高井君が、ニッと笑いかける。中庭の花壇に設置された、2メートルくらいの謎の銀のオブジェが、高井君の存在でちょっと光った、ような気がした。

「高井君、髪切った?」

「結構バッサリ、このぐらいがちょうど良いよ。中高はずっとこんなだった」

「バトミントン、してたんだっけ」

「そ、宮ちゃんよく覚えてるね」

 多分、全く違うこっちの記憶と絡みついて、覚えてた。