紺桔梗の転調






「や……」

 仁志君が誰と食べるケーキか、もしくは贈るケーキか、高井君の顔も浮かんだけど、明日はサプライズっぽいノリだった。

「いえ、何も……すみません。大丈夫です」

 数秒、しっかりこちらを見た仁志君は、ケーキの注文を終え、レジへ歩く。すんなり会計を終え、大きなケーキボックスを持って帰った。

 たくさん買ってた。一応後で、高井君に連絡してみようかな。

 その夜、サヨちゃんと食べた午前0時のケーキは美味しかった。