怖くなった。 今まで経験してきたものとはまた違う怖さ。 ‘恐怖’ 「ぃ、いやぁー!!!!!誰か助けてぇ!!!!!!!!」 私は叫んだ。 「佳菜ちゃん!?何を言っているの?約束したじゃない!ねぇ?!黙ってよ!!!」 その時分かった。 私は何を勘違いしていたのだろう。 鈴子さんは ‘人間’ ではなく ‘化け物’ なんだ。 やっと現実にもどって来れたような気がした。 けど、 その ‘現実’ は、 大変な事になっていた。