海龍〜俺達の姫〜

――翌日

聖蘭高校

ざわざわと騒がしい空気

廊下を歩くだけで視線を感じる

女子A「ねぇ、あの子……」

男子A「海龍の姫ってマジ?」

女子B「総長に守られてるらしいよ」

ヒソヒソと聞こえる声

当然、無言になる私

胸がざわつく

きっと昨日のチェンメのせいだ

昨日より明らかに周囲の空気が違う

すると

ガシッ――

奏斗「芹羽、こっち」

自然に肩を抱かれる

芹羽「かなとくん……」

奏斗「気にしなくていい」

だが

奏斗の目は笑っていなかった

完全に警戒している