海龍〜俺達の姫〜

その時――

ブーブー……

またスマホが震える

今度は私のスマホだった

画面を見る

知らない番号

恐る恐る開く

『次は攫う』

その一文だけ

芹羽「……っ」

手が震える

すると

柾斗が静かにスマホを取った

柾斗「……潰す」

低い声

今までで一番冷たかった

奏斗「兄さん、本気で怒ってる」

征哉「そりゃ海龍の姫を脅されたしな」

智海「もう遊びじゃない」

瞬「敵も覚悟してる」

海龍全体の空気が変わる