海龍〜俺達の姫〜

芹羽「や……」

布団を握り締める

身体が震える

怖い

また嫌われたら

また、一人になったら

気づけば呼吸が乱れていた

芹羽「……っ、は……」

涙が滲む

その時――

コンコン

小さなノック音

私は肩を震わせた

柾斗「……芹羽」

低い声

柾斗だった

芹羽「……まさ、と」

声が震える