海龍〜俺達の姫〜

私は俯いた

まただ

守られてばかり

助けられてばかり

自分には価値がない

そんな考えが頭をよぎる

だが――

柾斗「そんなことない」

静かな声

私が顔を上げる

柾斗は真っ直ぐこちらを見ていた

柾斗「お前が笑うだけで、
   海龍の空気は変わる」

芹羽「……え」

征哉「それな!」

智海「前より全員柔らかくなった」

瞬「……特に総長」

柾斗「瞬」

瞬「事実でしょ」

奏斗「兄さん最近機嫌いいもんね〜」

征哉「姫パワーすげぇ」

柾斗「お前ら黙れ」

少し低くなる声