海龍〜俺達の姫〜

確かに、
最初の頃に『姫』は守るべき者と説明はされた

だが、毎回『姫』と呼ぶ必要はないと思う

琳と陽向はお願いされたので
呼ぶことを許してはいるが

慣れないものは慣れない

その時

征哉が笑いながら言う

征哉「だって姫だし」

理由になってなくない!?

芹羽「だからその理由……!」

理由と問おうとした時
智海が静かに口を開く

智海「改めて言うけどさ、
   海龍は“守るべき存在”を姫って呼ぶんだ」

芹羽「それは聞いたけど………」

瞬「結局は、海龍にとって特別ってこと」

私はあまり納得はしていなかった

けれど、琳が勢いよく頷いた

琳「姫は海龍に必要なんです!」

陽向「うん!」

芹羽「……でも私、何もしてないよ」

その瞬間

空気が少しだけ静かになる