海龍〜俺達の姫〜

柾斗は少し目を細める

柾斗「別に」

奏斗「兄さん照れてる」

柾斗「黙れ」

征哉「今日も通常運転だな〜」

海龍メンバーが笑う

その空気を見ながら

私はふと思った

“怖くない”

前の学校では、周囲の視線が怖かった

でも、今は違う

隣には海龍がいる

兄もいる

それだけで、ちゃんと前を向けた

その時――

女子達「……あれ誰?」

女子B「海龍の知り合い?」

女子達の視線が私へ向く

一瞬、身体が強ばる

だが

柾斗「行くぞ、芹羽」

自然に名前を呼ばれる