海龍〜俺達の姫〜

いや、だから
奏斗と征哉の扱い違いすぎるって

でも、そんな会話も
思わず私は笑いそうになる

その時

校門前で、一人の男が待っていた

私のお兄ちゃん、水無都 亜稀羅だ

芹羽「お兄ちゃん……!」

亜稀羅は私を見ると、
少し安心したように笑う

亜稀羅「ちゃんと来れたな」

芹羽「……うん」

亜稀羅は私の頭を軽く撫でた

亜稀羅「無理すんなよ」

その後ろで

奏斗「亜稀羅さん、過保護〜」

亜稀羅「当たり前だろ、妹だぞ」

柾斗「……」

柾斗は黙ったまま、その様子を見ていた

すると亜稀羅が小さく笑う

亜稀羅「柾斗」

柾斗「……なんですか」

亜稀羅「芹羽のこと、ありがとな」