ギミック・ラブ  ~年下小悪魔の上手な飼い方~ 【野いちごver】


触れ合えば、わかること。

難しい言葉を考えなくても想いを伝える方法があるんだってことを、私は数年ぶりに思い出した気がしていた。

「……ヤバい。抑え、きかなそう……」
「……いいよ」

(私も、一緒だから)

重なり合った肌が熱くて、体が真夏の熱気にさらされたアイスのように溶けてしまいそう。

だけどそれよりもさらに熱いのは、二人がひとつに繋がった部分。

押し寄せた波が返すように、ゆるやかに攻めては引かれるリズム。でもそのリズムは時折崩れ、予想不能な快感が私を襲う。

優しいようで激しくて。
自分勝手なようで、結局は私をさらに甘く満たす。

そんなアンバランスな律動に、私の意識はもう、今にも飛んでしまいそうだ。

──でも、そんな目まぐるしい快楽の中でも、しっかりと感じる。
彼が私を、どれほど想ってくれているか。

言葉じゃない。肌を通して感じる気がする。

忘れてたよ。好きな人と体を重ねるのが、こんなにも胸を締めつける行為だってこと。

好きだから、繋がりたい。身も心も溶け合いたい。とても自然なことなのに。

拓巳との関係は、いつの間にかそれを忘れていた。