花の檻


「あーあ。出回っちゃってるよ──」


焦りと汗でヒタヒタの下っ端どもめらが


感極まり叫び出す──。


「もう後でいいでしょう!逃げましょうよ!」


主犯格が立ち、携帯操作する。



その間に警官二名が扉を叩く。


傲慢のように態度を取る主犯格。



「もう何もかも終わりだね──。


俺ら」



主犯格の身体に泣きつく下っ端が



「なんとかならないんですか、俺ら…?



なんのためにここまで…」




「うじうじ言うな!


もう負けは負けだ」



主犯格Sは続ける。


「発散の道具にしてもらっちゃ、ウチが困るんで」



口のガムテープを外す──。



「よく生きてられたよね──?



あんなボコられて一発で



この体たらく。感心するよ──」




「お前らの負けだ、ゲームオーバーだっ」



警官が押し入る。



「銃を捨てなさい!」



「ッチ」



和田は負けじと叫ぶ──。



「こいつが主犯格ですっ!



少女誘拐監禁罪のっ」