一階に入院できたらよかったのにな。
初診受付とか入院手続き、書類係など
設備が整う。
桜にも手が及ばず目も及ばず。
詰まらないなーと思う私に死の影。
何?と無下にすることもできず、
医師から淡々と説明を受ける。
まだ死ぬわけにはいかないんだ──
さっきまで飲んでいた牛乳のコップをみる。
命の儚さとは、擬態してるではないか。
飲んだ後抜け殻となったガラスのコップ。
唇と唾液の印──。
底には牛乳の浸った跡──。
時計を見る。いつ命が落ちるんだろう──。
そんなことを考えたら居ても立っても居られず
になった。彼氏はギャン泣きし、
可愛いね。と慰める間。
彼氏が命の補聴器になってくれてる
感じがした。安心した。

