私が私でいられたのは

「まじで!?同じクラスやったー!!」
「美華と同じなの嬉しすぎる!!」
「いやーこの一年美華がいれば楽しいこと間違いなしだな」
ほらみろ。
6年3組というプレートを目印に教室に入ったものの、さっきからあの「美華」の周りに人が集まっている。
あの子好きじゃないんだよなぁ。
いかにもギャルで男子との距離感が半端なく近い。
そのため女子の反感をたくさん買っている。
さらに自分の意思が強い子だから子分みたいな女子が続出。
ああいう子、きらい。
少なくとも私とは合わないタイプだ。
小さい頃はよく遊んでいたけど、何年前の話だよって感じで。
私は気配を消して、星崎愛と書かれている紙が置いてある机にすわり、つっぷする。
小学校生活最後の一年なのに。
「ーーーあい。ちょっと?聞いてる!?」
私は勢いよく顔をあげた。
「あ、ごめん。聞いてなかった」
いつの間にか私の机の前に立って話しかけてきた女の子ー堀崎麗(うらら)はむんっとほほ