君と私の交換ノート。

「よ。交換ノート見たか?暇なとき書いてこいよ。」

「あ、はい。分かりました。」

テキトーに返事をしておく。

最初の方はか弱い女の子の声をするのを忘れていて、素の声で答えてしまった。

運よく、高橋蒼生には気づかれていない。

その時、廊下から女の子たちの声がした。

「ヤバ。肉食系女子がきた。めんどくさいから逃げよ。じゃまたな。」

そう言って教室を出ていった。

そういえば毎日女の子に囲まれているような…。

まあ、あんだけ顔が良かったらみんな狙うか。

私なんかに構ってないで他の子のとこにいけばいいのに。

ふぅ〜。やっと学校終わった。

意外にテスト簡単だったな。

今日は予定は特にないし、交換ノート書くか。

家に着くとカバンから高橋蒼生からもらったノートを開いて読み始めた。



5月28日(金)晴れ

俺の無茶振りで交換ノート初めてごめん。

今日みたいに強い口調で話しちゃうときがあるから怖がらせたりするかもしれないけど、分かってもらえたら嬉しい。

怖がれせないようにできる限り努力する。

てか、今日の数学難しくなかったか?

XだとかYだとかよくわからない。

でも、数学できなくても生きていけるよな。
スマホあるし。

でも勉強しなきゃヤバいから暇だったら教えて。


あと、告白は本気だから。



内容は意外と普通だった。

まあ、最後の文は気にしないでおこう。

それにしても、見た目の割には字が綺麗だ。
数学は得意。

だけど、教えるのはめんどいから無視しとこ。

適当に今日の出来事書いとけばいいか。

なんで、高橋蒼生は私のこと好きになったんだろ。