君と私の交換ノート。

家に帰って、課題を終わらせ、ご飯も食べて、お風呂に入ったあと、唐突に心臓が暴れ出した。
え?コクハクされた?
相手はあの超超超イケメンな高橋蒼井だよ!?
この、極ふつーな女子中学生に?
顔、スタイル、育ちぜーんぶ普通なこの私に?
しかも、交換ノートも始めちゃったし…。
別に、好きでもないのに。
でも、言葉がキツイだけで根はいい人…なのかな?
心配してくれたし。
とりあえず、明日は平常心で過ごそう。
そう、寧々は心に決めた。

チュンチュン…
はっ。学校いかなきゃ
今何時だ!?
まだ六時半かぁ〜びっくりしたあ
まだ早いけど、準備しよーと

よし、準備も終わったしそろそろかな
ん?まだ七時半か。
暇だし早めに家を出ようかな。
ここから中学校まではだいたい徒歩で二十分くらいだ。
八時半からHRだから、余裕がある。
今日は、ゆっくり歩いて登校することにした。

さすがにまだ誰もいないか。
学校に着きあたりを見ると人影はない。
今日は数学の小テストがあるので、テスト勉強をしようと児童玄関に向かった。
ローファーを下駄箱に入れようと、下駄箱を開けると何かが入っていた。
ノート?なんでだろう?
昨日入れたっけ?
すぐに昨日のことを思い出すと、心当たりがあることがあった。
高橋蒼生と交換ノートをすることになったんだった。
こんな早くに学校にいたのだろうか。
そうでなければ、下駄箱に入れることはできない。
朝なので頭も回らず、交換ノートのことは気にせず、教室に向かった。