あの子は僕らの心を知らない

僕は親に沢山のウソをついた。


友達がたくさんできたよ!とか、
学校楽しい!早く月曜日になってほしいなとか。


本音で言うと、学校なんて行きたくなかった。

友達もいらなかった。


ただ、平穏に過ごせれば…




そう思っていたとき、
「いじめ」がスタートした。


ハブられたのだ。


居場所をなくした僕は、晴れの日には図書館に、雨の日には誰も通らない体育館の前に逃げた。


誰もいないそこで僕は静かに泣いていた。

確かに僕にも非はあった。


けれど、それに対してこれは相応の制裁ではなかった。


誰も僕に話しかけてくれない。


それはとても孤独な道のりだった。