二人をすきになれたなら

yuu視点


クリスマス。

寂しくなったからと言ってもう他の知らねぇ男には連絡しない、俺に連絡をくれると思っていた。

先生と過ごしてんのかな。

夜になっても連絡は来なかった。

これだけ渡しに行くか。

俺はバイクにまたがった。


ピンポーン...

ガチャ...


インターフォンを鳴らしてすぐオートロックが解除された。

家に入ると...


「なんで居んだよ」

「お前こそ」


よかった、ちゃんと先生と居た。


「どうしたんだよ」

「これ...クリスマスだから!」


そう言って俺は小さな紙袋を莉音に押し付けた。


「え...開けていい!?」

「おう」


中身はキーケース。

今使ってるのが莉音ボロボロだったから。


「可愛い!ありがとう優!!」


莉音のこの子どもみたいな笑顔がすきなんだよな。


「優、俺のは?」

「ねーよ」