二人をすきになれたなら

「あ、いたいた、お前どこ行ってたんだよ」


後夜祭だりぃなぁー、帰ろうかなぁーって思っていると優に捕まった。、


「もっとまわりたいとこあったのに文化祭終わっちまったじゃねーか」

「そんなに文化祭楽しみにしてたっけ?」

「お前と一緒に楽しみたかったんだよ」


あたしは一瞬驚いたけどそんな深い意味は無いだろう。


「あれ?彼女?」

「彼女じゃねーし、断ったし」

「え!なんで!!勿体ない!!!可愛かったのに」

「俺すきな奴居るし」


優は不機嫌そうな顔をしていた。


「え!そーなの!?」


日は落ちていき、後夜祭が始まった。

軽音部のライブが始まった。


「帰ろーぜ」


ドンッドドンッ...パラパラ.....


花火が上がった。


「わぁ...」


あたしは花火を見上げた。

優がこちらを見ていることにも気付かずに。


「優と二人で花火見るなんて初めてだな」


一瞬優の顔が赤くなった気がしたけど、花火の光のせいだろう。

あ...。

いつもは女子生徒に囲まれている担任。

でも今日一緒に花火を見ていたのは隣のクラスの美人担任。

モヤモヤする。

楽しそうに笑いやがって。

なんなんだ、この気持ち...。