The Brave

轟音が響いた。それと同時に部屋が大きく動く。

「わッ!!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

立っていられず、転んでしまった。シミ一つない天井が見える。天井がミシミシと音を立てていた。

(もしかしてこの天井、崩落する!?)

このまま何もわからないまま生き埋めになってしまうのか。恐怖が胸の中を巡る。自分はドレスに触れた。このドレスは今、拘束衣だ。しかし幸いにも、さらに拘束感を出すコルセットなどはつけられていない。

「脱ぐしかないか」

このドレスを着ている限り、走り出すことは不可能だ。裸になるのは恥ずかしいとか、考えている暇はない。自分はドレスに手をかけ、脱ぎ始める。ドレスなんて着る機会はほぼないから、着方なんて当然知らない。ビリッと脱いでいる途中で嫌な音が響いてしまった。

「ん?」

服を脱いだ時、改めて体の違和感に気付いた。お腹が少し出ている。そして胸がない。手足もやけに小さい。大人のものじゃない。

「何なんや、この体……」