アオハル・ミュージック 〜キミに届け、ココロの音〜

抵抗できずにとにかく必死で我慢していたら、校内に下校放送が流れた。

「そろそろ先生見回り来るし帰ろうか」

千里ちゃんがそう言うと、他の子達がバケツとモップを片付け始めた。

「じゃーね、ぶーか。と~ってもきれいになったよ~」

「あはは」

イヤミを言って、笑いながらトイレを出て行く。

わたしはみんながいなくなってからやっとの思いで立ち上がると、よろめきながら歩き始めた。

毎日毎日、こんな日ばかり。辛い。苦しい。でも、逃げない。

逃げたら負けることになるから。

ここで登校拒否をしたり、死を選んで自殺したら向こうの思い通りになっちゃう。

そうなるのは、絶対にイヤ。

どうせなら、気の済むまで相手のやりたいようにやらせておいた方がいい。

そう思って、必死に耐えてるけど。

毎日、サボらずに学校へ行ってるけど。

でも、本当はすごく辛い。

親には相談できない。友達もいない。

どうすることもできない。

誰か、お願い。わたしを助けて。