アオハル・ミュージック 〜キミに届け、ココロの音〜


***


下校のチャイムが鳴り響く教室。

みんな楽しそうに帰っていくけれど、この時間は、わたしの一番嫌いな時間。

千里ちゃんたちにいじめられるから。

「ぶーか、行くよ」

やっぱり今日もか。

わたしは千里ちゃんに腕を引っ張られて、人通りの少ないトイレに連れ込まれた。

「ほら、入って!」

千里ちゃんに思い切り押されて、わたしは思わずよろめいて、トイレの床に座り込んだ。

「やだぁ。キタナ~イ」

「わたしたちがきれいにしてあげる」

そう言って、千里ちゃんと千里ちゃんの友達が、バケツとモップを取り出した。

「ぶーか、超きれいにしてあげるからね~」

千里ちゃんが楽しそうな口調でそう言いながら、わたしに思い切り水をかけた。

そして、みんなでわたしの体をモップでこすり始めた。

「きゃはは。キタナ~イ」

みんなすごく楽しそうに笑ってる。