隣の王子



「何してんの?そこで?」



降ってくる声に一回頭を出して立ち直す。



背が高い。



「王子がくると思って忍び込んじゃいました⭐︎……」



「図が高い」



と初対面からイメージダウンなお互い。



恋愛までのプロセスが程遠いとみた。



席に着き、互いに挨拶しようと試みるが、



頬杖をつきながら窓際の外を眺めてらっしゃる。



様になってるなぁ……と思いつつ、



私は立場が忍者のままって確定してることに



気づき、背を正す。