隣の王子



「葛城くん!出席簿これです!」



「ありがとう」とスマートにそれに目を通しては、



窓際の席に向かう。渡した子が、「キャーー!王子と



喋っちゃったよ!」と漏らしてた。



窓際の席──斜め下に誰かの気配。と察知したのか、



私の席の机の上をコツン。



──気づかれたっ。