隣の王子



「わっわたし忘れ物しましたっっ!」



「え、ちょっと待って森山──!?」



尊すぎる。隣に歩いていいのは、



流行に敏感な女子。私は負けて



衰えて部屋でもスウェットだし、



ゲームしてるし。雑誌なんて魅力を感じないし、



活かす力も持ち合わせてない。



「でさ──」キャッと悲鳴が小さく湧いたのは




一軍女子。桜川先輩達だった。