「黒板に貼り出された席順に各自着くように──」 それは突然始まった。隣国の王子も受ける大事な高校 入試。 番号が書かれた席に着席する。 「始め」 時計をみて一波動き出す高波の試練。 サーフィンにうまくのれるかさえ 不安材料になっていた──。 初めは数学試験だった──。 机の上に配られた試験用紙。 試練は五科目あり、誰がトップの座につくのか からかい甲斐があった。 私には勝算があった。内申点もよく、入学決定打をう たれたようなものだ。ペンを走らせる音──。 余裕で高得点を目指した。