庭でサルビアが笑ってる




 さっきの鳴き声はこの小鳥だったんだ。


 そう納得したのと同時にホッとする。


 人ではないけど、自分たち以外の動物がいるのを知って肩から力が抜けた。



「きゃっ」


「わっ」



 安心したのもつかの間、二匹の小鳥はいきなり私たちのほうに飛んできた。


 目をつむって顔を背けても、肩になにかが乗っかっただけのような……?



「フィフィ」


「まぁ……」



 るつちゃんの、驚きと喜びが混ざったような声が聞こえる。


 肩にはお腹が赤いほうの小鳥が止まっていた。


 私は自分の肩に止まった小鳥──鷽に、ただびっくりして固まってしまった。


 人懐こいし、どこかの家で飼われていたところを逃げだしてきたの?


 そんなことを考えている間にも、鷽は頭を私の首にすりつけた。ちょっとくすぐったい。



「あっ、待って!」



 二匹はなにを思ったのか、今度は肩から飛び去ってしまう。