るつちゃんもズボンに着替えて、動きやすい服に着替えていた。
「璢音さん、準備はいい?」
「うん、行こう!」
私とるつちゃんは、こうして家を飛びだした。
……飛びだしたはいいんだけど。
「留守の間はよろしくお願いします」
「ああ、いいんだよ。それより気をつけてね」
るつちゃんはお隣りさんに挨拶をするために立ち寄りたいと言ってきた。
おかずを分けてくれたりと、なにかと気にかけてくれるお隣りさんらしい。
同じくらいなのにしっかりしてる。
「お待たせ、行きましょう!」
私ももっとしっかりしないと。
そう思いながらるつちゃんに笑顔を返して横に並んだ。
それにしても……。
町の様子をさりげなく観察してみる。
電柱はあるけど、どの家も木製だ。
スーパーやカフェ、ショッピングモールなんてものはない。



