吸血鬼様は鈍感少女を愛する。〜こんなのは聞いてません〜

(ふ、不良!?)


そこには不良とみられるキズだらけの人が座り込んでいた。


だ、だって、返り血みたいなのがついてるんだよ!?


私は思い切って声をかけてみた。


「大丈夫ですか?立てます?」


何も反応はなかった。


「うちに来ますか?」

そういった瞬間、不良(?)さんは顔をあげた。


「いいのか…?」

「当たり前です。キズだらけの人を放っておけるわけないじゃないですか!!」


我ながら危機感が無さすぎるとも思ったけど、このまま放っておくほうが嫌だった。