解散して、五分ほど。
私の家は駅近だが、少し道が暗い。
人通りや車通りも少ないので、
慣れるまでは怖かった。
『不審者にも気を付けなよ』
さっきの美緒の言葉を思い出し、
私は少し早足になった。
そんな時だった。
電信柱の下で誰かが、しゃがみ込んでいる。
大丈夫だろうか?
声をかけようとしたが、“不審者”という言葉が、
蘇り、声をかけるのをやめた。
再び早足で、歩き始める。
とにかく、早く帰ろう。
と、その時だった。
トン。
突然、肩に何かが触れた。
ひゅっと喉が鳴る。
な、なに……?
心臓が一気に跳ね上がる。
助けを呼びたい。
なのに恐怖で、声が出ない。
恐る恐る、振り返った。
「……は?」
私は、背後の人物を見るなり、
現実なのか、ただ自分が酔っぱらっているのか、
分からなくなってきた。
そこに立っている人物は、
ゆったりとした白い衣を身にまとっていた。
袖は広く、腰には細い帯が結ばれている。
長い黒髪は後ろで一つに束ねられ、
まるで歴史資料で見た、古代の人だった。
コスプレ?
いや、幻覚なのか?
私は、とりあえず、
その場から急いで離れることにした。
すると、後ろから大きな声で
「そなた、軽大娘皇女か!?」
と、男の声がした。
軽大娘皇……
あ!さっき美緒が話してた!
振り返り、男に近づく。
「あんた、木梨軽皇子?」
私がそう言うと、男は思いきり私を抱きしめた。
「ちょっ、なに、警察ーー」
「愛する妹よ。やっと結ばれる時が来た」
そう言って、男は顔を近づけてきた。
「やめて!」
急いで引き剥がす。
なんなのこいつ?
私が酔っぱらってるから、幻覚か夢かなの?
そうじゃないと、こいつはヤバいやつだ。
ただ、私は気づいてしまった。
この男、めっちゃイケメンやん。
私の家は駅近だが、少し道が暗い。
人通りや車通りも少ないので、
慣れるまでは怖かった。
『不審者にも気を付けなよ』
さっきの美緒の言葉を思い出し、
私は少し早足になった。
そんな時だった。
電信柱の下で誰かが、しゃがみ込んでいる。
大丈夫だろうか?
声をかけようとしたが、“不審者”という言葉が、
蘇り、声をかけるのをやめた。
再び早足で、歩き始める。
とにかく、早く帰ろう。
と、その時だった。
トン。
突然、肩に何かが触れた。
ひゅっと喉が鳴る。
な、なに……?
心臓が一気に跳ね上がる。
助けを呼びたい。
なのに恐怖で、声が出ない。
恐る恐る、振り返った。
「……は?」
私は、背後の人物を見るなり、
現実なのか、ただ自分が酔っぱらっているのか、
分からなくなってきた。
そこに立っている人物は、
ゆったりとした白い衣を身にまとっていた。
袖は広く、腰には細い帯が結ばれている。
長い黒髪は後ろで一つに束ねられ、
まるで歴史資料で見た、古代の人だった。
コスプレ?
いや、幻覚なのか?
私は、とりあえず、
その場から急いで離れることにした。
すると、後ろから大きな声で
「そなた、軽大娘皇女か!?」
と、男の声がした。
軽大娘皇……
あ!さっき美緒が話してた!
振り返り、男に近づく。
「あんた、木梨軽皇子?」
私がそう言うと、男は思いきり私を抱きしめた。
「ちょっ、なに、警察ーー」
「愛する妹よ。やっと結ばれる時が来た」
そう言って、男は顔を近づけてきた。
「やめて!」
急いで引き剥がす。
なんなのこいつ?
私が酔っぱらってるから、幻覚か夢かなの?
そうじゃないと、こいつはヤバいやつだ。
ただ、私は気づいてしまった。
この男、めっちゃイケメンやん。

