私が拾ったのは、千年前の皇子でした

それからは、忙しい日々が続いた。

でも、そんな中でも私が、
折れずに頑張って居られたのは、
悠真のおかげだった。

悠真は家事を全て完璧にこなすようになっていた。

それは、身体的にも精神的にも、
私の支えになっていた。

私はいつの間にか、
悠真に外の世界をもっと見せてあげたいと、
思うようになっていた。

それと同時に、悠真の事も、知りたいと思った。

そこで私は、次の日曜日に上野公園へ、
行くことにした。

動物園に、博物館。

それに、カフェもある。

悠真は、
どんな顔をするだろう。

そう考えるだけで、
少し楽しくなる。

……まるで、デートみたいだ。

そこまで考えて、
私は慌てて頭を振った。

いやいや、
何考えてるの私!