私が拾ったのは、千年前の皇子でした

表を読み終わる頃には、
時計は夜の十一時を指していた。

「やばっ!」

私は立ち上がり、お風呂に向かう。

風呂キャンしたいところだが、
明日は仕事なので、そう言うわけにはいかない。

それに、私は睡眠を八時間取らなければ、
途中で、電池切れを起こしてしまう。

朝起きるのは、七時。

つまり、八時間睡眠ができないと言うことだ。

今から寝る準備をするとなると、最速でも、
三十分はかかる。

とにかく、早くしよう。

上の服を脱ぐ。

「あ」

後ろを見ると、こちらをじっと見つめる、
悠真がいた。

心臓が激しく鼓動する。

いつもの癖で、つい脱いでしまった。

だって、今までは女一人。

裸になったって、何も問題なかった。

だけど、今は悠真がいる。

ブラ姿を見られてしまった。

悠真と目が合う。

頭が真っ白になり、急いで脱衣所に入る。

「え、見られた?見られちゃったよね?」

一旦冷静になろう。

ん?

でも、あいつガン見してなかった?

普通は気まずくて、目を逸らすよね?

え、めっちゃ見てきてたじゃん。

古墳時代の男も、現代の男と大して変わらんな。

「はぁ……」

見られたもんはしょうがない。

とにかく、早く寝ないと!

私は、寝る準備に取り掛かった。