私が拾ったのは、千年前の皇子でした

今日は日曜日。

悠真は、私より早く起きていた。

「おはよ」

あくびをしながら、椅子に座っている、
悠真に声をかけた。

「これはなんだ?」

そう言って悠真が差し出してきたのは、
私の下着だった。

「ちょっ!?なにしてんの、この変態!」

私は慌てて下着を奪い取る。

「風呂場に落ちていたから拾ったのだが、
見事な刺繍と彩色でな。つい見入ってしまった」

どこか感心したように言う悠真。

いや、感動する場所そこじゃないから。

「これは、肌着なの。男の人が持ってたら、いろいろ問題もあったりするから、これからは触るな」

え、まって……

これ使用済みじゃん!

急いでネットに入れ、洗濯機に放り込む。

悠真を見ると、顔を赤くしていた。

「す、すまぬ。そんな物とは知らずに……」

まぁ、しょうがないか。

「いいよ。次はないけどね」

その言葉にビクッとする悠真。

反応がおかしくて笑ってしまう。

とりあえず、今日は外に出ず、家で過ごそう。

悠真は知らないことが、多すぎる。

そこで私は、悠真に、
映画やドラマを見せることにした。

適当に映画を探す。

しかし、今日も画面が見えない。

「やはり、この薄い箱は不思議だ」

そう言って、悠真は、テレビに張り付いていた。