トップアイドルは白衣の天使に恋をする-Rebirth-

「……だから、」

情けないくらいに、声が激しく震える

「俺……まさか、あの一連のやり取りが、こんな最悪のカタチで世間に出回るなんて、夢にも思ってなかったんす」

悔しさに、唇を血が滲むほどに強く噛み締める

「あのホテルへ行ったのは、紛れもない事実です。
……部屋で、彼女にすがりつかれて、抱きつかれたのも事実です」

じわりと、視界が涙で歪んでいく

「……でも! それ以上の行為なんて、神に誓って絶対にやってない……! 本当に、何一つ、指一本触れてないんす……!」

その悲痛な叫びは、まるで、壊れかけた自分自身の潔白を必死に繋ぎ止めるための、祈りのようでもあった

そして、次に唇を震わせたときには、俺の声は完全に涙で決壊していた

「……俺、みんなと作った『黒騎士』を……俺のせいで、壊したくなんてなかったのに……」

胸の奥から溢れ出た、泥臭い本当の本音

「……本当に、本当にすみませんでした……っ!」

心からの、血を流すような謝罪

罠にかかったとはいえ、グループに泥を塗ってしまった自分が情けなくて、悔しくて、仕方がなかった

それでも、今のボロボロの俺にできることなんて、大切なメンバーに向かって、頭を下げ続けること以外に何一つ残されていなかった