“見えない”私の永遠の相棒

―「ちょ、ちょっとまって。

頭が追いつかない。」

「えぇ~?そのまんまだよ〜。」


そのままもそのままでやばいよ。



え、私暑さでとうとう頭やった??


「ね〜ぇ。」

「もーう!わかったよ、なに?!」


聞くだけ聞いてみよう。うん。


「やった!」

「なんだっけ?悔い?

……未練ってこと?」

「そーみたい。」


そーみたいって…。

他人事すぎじゃない?



未練、つまり成仏したいって…こと?



うーん、わかんないよ。



「なにか覚えてないの?」

「なーんにも。

わかるのはね~、えっと。

名前と~、あと東京にいたってこと!」

「東京…」


東京?!



都会女子じゃん。

え、羨ましい…。



でも、じゃあなんでここに?

こんなド田舎…。


「あ、ここにいるのはね~。

彷徨ってたら着いた。」

「えぇー…。」


自由すぎない?


「…え、じゃあなんで私なの?

私、霊感とか持ってないけど。」

「ソラちゃんの理由は~…」

「私の理由は?」


なんか、あるの?


「とくにないっ!

ソラちゃん見てたら、なんかソラちゃんが私見えるようになってたの!」

「…。」


…まぁ、うん。

こういう子なんだ。きっと。

気にし過ぎちゃだめだめ。