乙女に夢を見せさせて!

ふわっとバターのいい匂いとほわっとした日差しが入ってあったかい家庭科室。先輩達はオーブンをじっとみてて集中してる。お菓子は焼き加減命だから仕方がない。
「ごめん。今マフィン焼いてるからちょっと待ってて。」
「わかりました」

先輩達のエプロンは手作りかな?フリルたっぷりの甘めな感じの先輩やデニム生地のようなシンプルで大人っぽい先輩、珍しく男の先輩もいるんだ。
(ん?見覚えのあるエプロンを着てる人がいるような)
黒でシンプルながらポケットのところに白猫が刺繍してあるもの。私が直哉のお母さんにケーキ作りを教えてもらった時のお返しに渡したものに似ているような。
(いや絶対気のせい。だって直哉一度も料理したことない。しかも料理教室を開いてる直哉のお母さんに習うはずだし)

オーブンが焼き終えた音がした
「よし完成!よかったら見学しに来た子達食べない?」
「わぁ!いいんですか!嬉しい♪」
由麻が早速先輩と会話しながらマフィンを頬張る。
私も一緒にマフィンをいただく。
パク
「美味しい!先輩このマフィン美味しいです!」
思わず声に出てしまう。
「先輩このマフィンケーキ屋さんより美味しいです。私も作ってみたい」
由麻もるんるんだ。このマフィンとっても美味しい。バターたっぷり香ばしいいい匂いと、ナッツがゴロゴロで食感が楽しく、チョコレートでにが甘。
いくらでも食べれちゃうってもぐもぐ食べてたら、

「俺が作ったの気に入ったん?」