乙女に夢を見せさせて!

コンテスト本番。
緊張しすぎてどうやって会場まで来たのかも覚えてないし、ここが会場かも怪しい。

「あややー!応援に来たよー!これ作ったからあげる!」

「綾乃さん。頑張って。これ今日の差し入れ」

2人がクッキーとフィナンシェが入った可愛いラッピングされた紙袋をくれた。
とっても嬉しい。
2人を見ただけでも緊張がほぐれるのに、お菓子もくれるなんて神!

「わぁ!ありがとう。お菓子食べながら頑張る!燃料を本当にありがとう!」

2人が観客席側の通路に向かう。
私はこれから控え室にいく。

「綾乃。偶然同じタイミングだから、控え室一緒に行くぞ」

関係者の確認をして控え室へ向かう通路に直哉がいた。相変わらずただ1人で不安なのにうちを待つだなんて可愛いとこもあるんだな。
着替え終わって自分の番まで30分以上ある。

「ちょっと飲み物買ってくる」
「いってら。迷子になるなよ。」
「なりませんよーだ!」

1人で通路をキョロキョロ周りを見ながら歩く。
普段こんな裏側見ないから何だか楽しい。