乙女に夢を見せさせて!

試着会も順調に終えた。
直哉の機嫌以外は。

「直哉ー!似合ってるよ!」

むすっとする直哉を見るのはレアだから、楽しくこの目に収めておこう。
まぁ無理もないか。
だってこれは完璧な女装で直哉を知らない男の人は告ってもおかしくない。それくらい可愛い。

「早く綾乃も着ろ!1人は恥ずい」

「いいけど。そんなことで恥ずかしさ軽減する?」

私も着てみる。直前に修正入れなくていいかな。
私的には大満足な仕上がり。
手作りパニエによってふわっふわのスカート。
そして、ボンキュボンとは悲しいことにならないけど。ウエストがキュッてしててスタイルが良く見えて最高。
刺繍でたくさん花が入ってて森でイメージぴったり!

「すっごく理想通り!最高!私的には修正いらないかな?双子コーデもいい感じ!」

「いや。チョーカー付け足したほうが可愛いのと。あと麦わら帽子の小さい盤もつけたい」

「そんなにいる?日傘と靴下と靴のデコレーションをあとすれば十分じゃない?」

「いや。そこまでやったほうが映える」

そう言ってジーと私のことを観察する直哉。
確かに着る側は恥ずかしいな。
あと小物を完成させたら明後日はコンテスト本番!
頑張るぞ!