乙女に夢を見せさせて!

グッと直哉の腕を引っ張って耳元で
「高校の人にうちの黒歴史とか絶対言わないでよね!友達作り失敗したくないの!クラスに馴染むまでは他人のふりお願い」
いつも私をからかってくる直哉がお願いだなんてからかって流されるだけだろうなとダメ元で言ってみたら、
「まぁいいよ。こんなおばあさんと会話しても面白くねーしな。」
また直哉は1日しか誕生日の差がないくせに言ってきた。
「おばあさんじゃないよおじーさん。全くいつになったら覚えられますか?」
むすっといつもの返しをしてしまうがお願いを聞いてくれたのでまぁ憎まれ口は今日はゆるす。いつもなら謝るまでこちょこちょの刑だけど。

教室に直哉以外誰もいない。
入学式に教室7時は早く来すぎたなって反省。
いつもしっかりしてる直哉も同じミスなんて珍しい。
とりあえず本読んでて話せそうな人が来たら話しかけてみよっと。

おかしい。集中できない。