乙女に夢を見せさせて!

「別に鍵閉めが嫌なんじゃないし、ただ早く部室行って続きをしたいなって…」

咄嗟に誤魔化せなくてゴニョゴニョいってしまう。直哉の方はなんとなく見たくないから、代わりに由麻を見たら謎にニヤニヤしていた。

(直哉に惚れた?まぁ2人美男美女でお似合いだからくっついたら眼福だろうな)

「じゃあ嫌じゃないなら、綾乃にやってもらお!よろしくな」

「はぁ?私だけ?」

「まぁ優しい綾乃さん、よろしく」

ぽんっとうちの頭を叩いて由麻を引っ張って行ってしまった。

(めんどくさいの押し付けられた。最悪ほんと!)

なんだろう、さっきまでは2人がくっつけばいいのになんて考えていたはずなのに。
いざ、2人で私の前からいなくなってしまうとなんだか変な気分。

「まぁいいや!さっさと閉めちゃお!」

1人でなんとも言えない気分のまま教室の窓を閉める。あと後ろの扉を閉めたら終わりだ。

扉を閉めようとした瞬間

ガッ

扉が勢いよく開いた。

ドン

「っす。いったい」

よかった今度はまだ変な声は出ていない。
いきなり急に突撃したの誰?
思わず顔を上げたら--