放課後。
いつもよりも増して賑やかな足音が聞こえ、ドアが勢いよく開けられた。
「よる、見た!?今回の新曲も大絶賛!!」
朝ちゃんが、ドーンとスマホ画面を私に向けながらそう言う。
昨日、朝ちゃんと合わせて新曲を練習した後、私たちは自分たちの歌を録音してそれを動画投稿サイトに載せた。
朝ちゃんが見せてきてくれたスマホ画面には、200件という数字とコメントがたくさん載っていた。
『今回の曲もやばい』
『歌声から2人の絆の強さが伝わってくる』
『サビのハモリ鳥肌!』
『umiちゃんの歌詞、泣ける』
『umiちゃんの繊細な表現力とsanaちゃんの力強い歌唱力のバランスが本当に最高』
『トワイライトもっと伸びろ!』
コメントを読むたび、胸の奥がじんわり熱くなる。
知らない誰かが、
私たちの歌を聴いてくれている。
そんなこと、半年前の私には想像もできなかった。
『……え、朝ちゃんも歌うの?』
朝ちゃんが元放送室に通うようになったある日、私より先に放送室に着いていた朝ちゃんが、私の曲を口ずさんでいるのを聴いて、その圧倒的な歌唱力に衝撃を受けたのをよく覚えている。
朝ちゃんの歌声こそ、誰かに聴かせたいと思った。
こんなに上手な人に自分の作った曲を歌ってもらえるなんて、と。
『……実は合唱団に入ってたんだよね』
『そうだったんだ!本当に上手でびっくりした。自分で作った曲だけど、朝ちゃんが歌うと、プロの曲に聴こえる……』
『本当?』
『うん。本当!』
『じゃあさ、よる、うちらふたりでユニット結成しない?』
『へ……ユニット?』
『よるの曲も歌声も最高だもん。もっとたくさんの人に聞いて欲しいの。たくさんの人の前で歌うことが出来なくても、ここで私とふたりで歌うのは緊張しないでしょ?それを顔を出さずに投稿するの!』
『え、えぇ……』
そんなことできるの?
身バレしてしまわない?
はじめはいろんな心配が過ったけれど、朝ちゃんの私を見つめるまっすぐな目に射抜かれて私は意を決して答えた。
『……朝ちゃんとなら、やってみたい』
いつもよりも増して賑やかな足音が聞こえ、ドアが勢いよく開けられた。
「よる、見た!?今回の新曲も大絶賛!!」
朝ちゃんが、ドーンとスマホ画面を私に向けながらそう言う。
昨日、朝ちゃんと合わせて新曲を練習した後、私たちは自分たちの歌を録音してそれを動画投稿サイトに載せた。
朝ちゃんが見せてきてくれたスマホ画面には、200件という数字とコメントがたくさん載っていた。
『今回の曲もやばい』
『歌声から2人の絆の強さが伝わってくる』
『サビのハモリ鳥肌!』
『umiちゃんの歌詞、泣ける』
『umiちゃんの繊細な表現力とsanaちゃんの力強い歌唱力のバランスが本当に最高』
『トワイライトもっと伸びろ!』
コメントを読むたび、胸の奥がじんわり熱くなる。
知らない誰かが、
私たちの歌を聴いてくれている。
そんなこと、半年前の私には想像もできなかった。
『……え、朝ちゃんも歌うの?』
朝ちゃんが元放送室に通うようになったある日、私より先に放送室に着いていた朝ちゃんが、私の曲を口ずさんでいるのを聴いて、その圧倒的な歌唱力に衝撃を受けたのをよく覚えている。
朝ちゃんの歌声こそ、誰かに聴かせたいと思った。
こんなに上手な人に自分の作った曲を歌ってもらえるなんて、と。
『……実は合唱団に入ってたんだよね』
『そうだったんだ!本当に上手でびっくりした。自分で作った曲だけど、朝ちゃんが歌うと、プロの曲に聴こえる……』
『本当?』
『うん。本当!』
『じゃあさ、よる、うちらふたりでユニット結成しない?』
『へ……ユニット?』
『よるの曲も歌声も最高だもん。もっとたくさんの人に聞いて欲しいの。たくさんの人の前で歌うことが出来なくても、ここで私とふたりで歌うのは緊張しないでしょ?それを顔を出さずに投稿するの!』
『え、えぇ……』
そんなことできるの?
身バレしてしまわない?
はじめはいろんな心配が過ったけれど、朝ちゃんの私を見つめるまっすぐな目に射抜かれて私は意を決して答えた。
『……朝ちゃんとなら、やってみたい』



