転生女子!!




一瞬の静けさのあと、空気ががらりと変わった。


「……あーあ」


風丸の男の一人が、やっちまったなと言わんばかりに表情を呆れさせる。


「……いってぇ」


八重に頬を傷つけられた男は、指で切れた部分をツーっとなぞって、少量の血を確認した。


「下手に出てりゃ、調子に乗りやがってこのアマ!」

「きゃっ」


男は八重の肩を鷲掴みにすると、扉に背中を強く押しつけた。


「なぁ、こいつヤっちまって良いよな」

「あー、いんじゃね? 最初から態度も気に入んなかったし」

「そもそも囮に使えなかったら体だけ使う気だったろおめぇ!ぎゃははっ」

「まあこんな女で満足できるかたかが知れてっけど」


ゾワッ、と、全身に鳥肌が立つ感覚。男たちの目の色が変わった。

逃げたいと思っても、肩を押さえつけられた八重は自由に動くこともできない。


「ちょっと、離してっ! 触らないでよ!」


すると、八重の視界が急に反転した。

長椅子の上に身体が投げ出され、自分を囲うように見下ろしてくる風丸の男たち。

自分が今から何をされるのかを瞬時に理解した八重の瞳からは、涙が滲んでいく。


「なんかこいつムカつくし。泣かれても止めらんねぇわ」
「防犯カメラ、あったら隠しとけよ」


男は八重のブレザーに手をかけると、強引に袖から脱がした。

「んんっ……」

布で口を塞がれ、息苦しさに声が出る。

そしてもう一人の男が八重のシャツに手を伸ばしたときだった。