余所者-よそもの-


「私たちには私たちの生き方が。露天街には露天街の生き方があります。誰しもあそこで品を並べられるわけではありません。裏で様々なものと繋がり、認識されて、初めて露天商となることを許されます」

「………」

「察するに、あの人は何かを犯したのでしょう。だから周りの商人は関わらないし、手を出さない。あれは彼らの世界の制裁です」

「………」

「暴力にはどんなに一方的であれ善悪が存在します。事情を知ろうが知るまいが無関係のものが喧嘩に割り入るのは絶対にしてはいけません。――それがワりです」


ここでいう善悪は、シトウの街の善悪で。
一般的な尺度での善悪だって関係ない。

これまでの常識なんて、ここじゃ通じないとサンコンは言う。