尊い推し兄弟に愛されてます!?

不思議に思っていると、不意に耳元で低い声がした。

「生徒会長さん、朝から大変ですね」

「っ!?」

心臓が飛び跳ねる。

振り向くと、すぐ近くに玲央くんの顔があった。

近い近い近い近い!!

黒髪に、少し気だるそうな表情。

朝から顔面が強すぎる。

「れ、玲央くん……!」

私が固まっていると、玲央くんは面白そうに笑った。

「顔赤いけど」

「そ、それは朝だからです!!」

「意味わかんねぇ」


くすっと笑われ、さらに顔が熱くなる。


「で?後輩くんは、まだお話あんの?」


玲央くんが坂本くんへ視線を移す。


「た、橘先輩っ……いえ!失礼しました!」


坂本くんが逃げるように走り去っていく。


「あーあ、行っちゃった」

「玲央くんがびっくりさせるからっ」

「俺はなんもしてないけど。でもあいつ、一華の顔ずっとガン見してたぞ」

「ガン見!?変なこと言わないで!生徒会の仕事のことでっ……」