尊い推し兄弟に愛されてます!?

わ、わかる。

ビジュアルの圧がすごい。

しかも今日は髪まで少しセットされていて、いつも以上にモデル感がある。

無理……供給過多。

すると莉子ちゃんがぱっと表情を明るくした。


「玲央〜!」

そのまま自然に玲央くんへ近づいていく。

距離が近い。

「はい、昨日イヤホン忘れていったでしょ!すぐ使うと思って」

「あ、わりぃ……助かる」


玲央くんが紙袋を受け取る。

そのやり取りがあまりにも自然で、周囲の女子たちがきゃあっと盛り上がった。


「お似合いすぎ!」

「ほんと付き合ってるみたい!」


その言葉に、なぜか胸がちくっとした。

……って、なんで私モヤモヤしてるの!?

ほんと絵になって素敵な二人なのに。


「って、なんで一華まで?」


玲央くんが私に気付いて驚く。

すると莉子ちゃんが、ふと私を見た。


「え、この子が一華ちゃん?」

「……そうだけど」


玲央くんがちらっと私を見る。

その瞬間、心臓がどきっと跳ねた。

すると莉子ちゃんが、じーっと私を見つめたあと、ふっと笑った。


「へぇ〜」

「え?」

「玲央ね、現場で一華ちゃんのことよく話すから」

「っ!?」