広哉が大学時代の同期グループLINEを開く。
総勢三十人近くいる、もう何年も続いているグループ。
そこに、一枚の写真を送った。
雅人と陽が並んで笑い合っている写真。
そして短く、一言。
『見つけた』
送信した瞬間だった。
既読の数字が、ものすごい勢いで増えていく。
『え?』
『うそ!?』
『は!?』
『なんで!?』
『え、どういうこと!?』
通知が止まらない。
さらにグループ通話まで鳴り始める。
「ちょ、ちょっと一旦落ち着いて!」
広哉が慌ててスマホを遠ざける。
それでも通知音は鳴り止まない。
テーブル越しにその様子を見ていた雅人と陽も、
もう苦笑いするしかなかった。
「どうしてくれんだよこれ!」
広哉が半分本気で雅人を睨む。
「知らないよ……」
雅人は困ったように肩をすくめる。
その隣で、
陽だけが堪えきれないみたいに、くすくす笑っていた。
「ちょっと、想像以上…」
そう言いながら、
震え続けるスマホを見て、また笑う。
十年分の“ありえない”が、
たった一枚の写真で、一気に動き出していた。
広哉は鳴り止まない通知に完全に追い詰められていた。
「と、とりあえず要点まとめて文章打とう……! もう電話かけてくるのやめてくれ……!」
次々に表示される着信に、
半分パニックみたいな声を上げる。
雅人はそんな広哉を見ながら苦笑いし、
陽は隣で肩を揺らして笑っている。
「いや笑ってる場合じゃないって……!」
広哉が助けを求めるように陽を見る。
「陽、助けて……」
陽は少し呆れた顔をしながらも、
どこか楽しそうにスマホを覗き込んだ。
「じゃあ、旬が見つけた事と、最近付き合い始めた事だけ送って」
「う、うん」
「で、後は一旦通知OFFにして様子みよう」
あまりにも冷静な陽に、
広哉が「なるほど……」と真顔で頷く。
その横で雅人が吹き出した。
「広哉、完全にキャパオーバーじゃん」
「誰のせいだと思ってんだよ!」
即座に返されて、
陽はまた堪えきれないように笑った。
テーブルの上では、
スマホだけが相変わらず震え続けていた。
総勢三十人近くいる、もう何年も続いているグループ。
そこに、一枚の写真を送った。
雅人と陽が並んで笑い合っている写真。
そして短く、一言。
『見つけた』
送信した瞬間だった。
既読の数字が、ものすごい勢いで増えていく。
『え?』
『うそ!?』
『は!?』
『なんで!?』
『え、どういうこと!?』
通知が止まらない。
さらにグループ通話まで鳴り始める。
「ちょ、ちょっと一旦落ち着いて!」
広哉が慌ててスマホを遠ざける。
それでも通知音は鳴り止まない。
テーブル越しにその様子を見ていた雅人と陽も、
もう苦笑いするしかなかった。
「どうしてくれんだよこれ!」
広哉が半分本気で雅人を睨む。
「知らないよ……」
雅人は困ったように肩をすくめる。
その隣で、
陽だけが堪えきれないみたいに、くすくす笑っていた。
「ちょっと、想像以上…」
そう言いながら、
震え続けるスマホを見て、また笑う。
十年分の“ありえない”が、
たった一枚の写真で、一気に動き出していた。
広哉は鳴り止まない通知に完全に追い詰められていた。
「と、とりあえず要点まとめて文章打とう……! もう電話かけてくるのやめてくれ……!」
次々に表示される着信に、
半分パニックみたいな声を上げる。
雅人はそんな広哉を見ながら苦笑いし、
陽は隣で肩を揺らして笑っている。
「いや笑ってる場合じゃないって……!」
広哉が助けを求めるように陽を見る。
「陽、助けて……」
陽は少し呆れた顔をしながらも、
どこか楽しそうにスマホを覗き込んだ。
「じゃあ、旬が見つけた事と、最近付き合い始めた事だけ送って」
「う、うん」
「で、後は一旦通知OFFにして様子みよう」
あまりにも冷静な陽に、
広哉が「なるほど……」と真顔で頷く。
その横で雅人が吹き出した。
「広哉、完全にキャパオーバーじゃん」
「誰のせいだと思ってんだよ!」
即座に返されて、
陽はまた堪えきれないように笑った。
テーブルの上では、
スマホだけが相変わらず震え続けていた。

