真昼の星空

LINEが来た。

おやすみ

即読む。
ずっと手に持っていたから。

(ようちゃんだ)

まだ繋がってるそれだけで。
胸がいっぱいになる。
涙がこぼれる。

(やっと会えた)

昨日の朝の新幹線。自分の座席を見つけて
荷物を棚に上げて…座ろうとした瞬間

視界に入った横顔。

髪で少し隠れている。

書類を持つ指先。

空気。

雰囲気。

説明できない感覚。

(……まさか)

確かめる前に。

口が動いていた。

「ようちゃん?」

振り向く。その瞬間確信した。

(やっぱりだ)

10年探した人。

心臓が壊れるかと思った。
泣きそうになった。

だから。

話し続けた。止まったら泣くと思ったから。

ずっと。ずっと話していた。

途中。

一瞬。

涙がこぼれた。

慌ててスマホを耳に当てた。

「もしもし」

電話のフリをして席を立つ。
デッキに逃げる。
誰もいないところで壁にもたれて。
息を整える。

(見つけた)

やっと。

やっと見つけた。