「ねえ、今日泊まって。」
雅人の声は真剣。
陽少し笑う。
「近いから帰れるよ。」
雅人首を振る。
「違う。」
少し間。
「帰したくない。」
陽その言い方に少し動揺する。
でも空気を柔らかくするように言う。
「分かったから。」
キッチンを見る。
「ねえ、スープ出来てるでしょ?」
「まだ食べてないから食べよ。」
雅人少し笑う。
「…はい。」
器によそう。
陽一口飲む。
目が丸くなる。
「美味しい。ほんとに。」
「まさくん天才。」
部屋を見回す。
「お部屋も素敵だし。」
雅人少し照れる。
「どうしたの?そんなに褒めて。」
陽自然に言う。
「本心だよ。」
少し間。
「一緒に住んでた部屋も、好きだった。」
雅人止まる。
陽続ける。
「携帯変えちゃったから写真1枚もないけど。」
雅人静かに言う。
「俺あるよ。」
陽驚く。
「え?」
雅人スマホを出す。
「消せなかった。」
見せる。
昔の部屋。
陽が笑ってる写真。
編み物してる姿。
何気ない日常。
陽息が止まる。
「…残してたの?」
雅人頷く。
「俺の青春だったから。」
陽涙が出そうになる。
「私も。」
「見たい、みせて。」
スマホを受け取る。
画面を指でなぞる。
「まさくん全然変わってない。」
若い雅人。
少し無邪気な顔。
でも同じ目。
そこには――
陽の25歳までがあった。
笑ってる写真。
料理してる写真。
編み物してる姿。
何気ない日常。
封印してきた、
キラキラしてた季節。
胸がいっぱいになる。
また涙がこぼれる。
「もうやだ。」
泣きながら笑う。
「なんでこんなに泣けちゃうの。」
雅人優しく言う。
「俺も同じ。」
陽深呼吸する。
気持ちを切り替えるように。
「さ、片付けよ。」
立ち上がる。
2人で並んで片付ける。
皿を洗う音。
水の音。
タオルで拭く音。
言葉は少ない。
でも空気は穏やか。
雅人小さく呟く。
「夢みたいだ。」
陽聞こえて振り向く。
「なにが?」
雅人少し照れて笑う。
「ようちゃんがまた隣にいること。」
少し間。
「普通に一緒にいること。」
陽何も言えない。
ただ隣に立つ。
そして小さく言う。
「夢じゃないよ。」
雅人を見る。
「これからだから。」
雅人の声は真剣。
陽少し笑う。
「近いから帰れるよ。」
雅人首を振る。
「違う。」
少し間。
「帰したくない。」
陽その言い方に少し動揺する。
でも空気を柔らかくするように言う。
「分かったから。」
キッチンを見る。
「ねえ、スープ出来てるでしょ?」
「まだ食べてないから食べよ。」
雅人少し笑う。
「…はい。」
器によそう。
陽一口飲む。
目が丸くなる。
「美味しい。ほんとに。」
「まさくん天才。」
部屋を見回す。
「お部屋も素敵だし。」
雅人少し照れる。
「どうしたの?そんなに褒めて。」
陽自然に言う。
「本心だよ。」
少し間。
「一緒に住んでた部屋も、好きだった。」
雅人止まる。
陽続ける。
「携帯変えちゃったから写真1枚もないけど。」
雅人静かに言う。
「俺あるよ。」
陽驚く。
「え?」
雅人スマホを出す。
「消せなかった。」
見せる。
昔の部屋。
陽が笑ってる写真。
編み物してる姿。
何気ない日常。
陽息が止まる。
「…残してたの?」
雅人頷く。
「俺の青春だったから。」
陽涙が出そうになる。
「私も。」
「見たい、みせて。」
スマホを受け取る。
画面を指でなぞる。
「まさくん全然変わってない。」
若い雅人。
少し無邪気な顔。
でも同じ目。
そこには――
陽の25歳までがあった。
笑ってる写真。
料理してる写真。
編み物してる姿。
何気ない日常。
封印してきた、
キラキラしてた季節。
胸がいっぱいになる。
また涙がこぼれる。
「もうやだ。」
泣きながら笑う。
「なんでこんなに泣けちゃうの。」
雅人優しく言う。
「俺も同じ。」
陽深呼吸する。
気持ちを切り替えるように。
「さ、片付けよ。」
立ち上がる。
2人で並んで片付ける。
皿を洗う音。
水の音。
タオルで拭く音。
言葉は少ない。
でも空気は穏やか。
雅人小さく呟く。
「夢みたいだ。」
陽聞こえて振り向く。
「なにが?」
雅人少し照れて笑う。
「ようちゃんがまた隣にいること。」
少し間。
「普通に一緒にいること。」
陽何も言えない。
ただ隣に立つ。
そして小さく言う。
「夢じゃないよ。」
雅人を見る。
「これからだから。」

