隣の幼なじみは今日もずるい。

「雪ー!数学のノート写させて!さっき寝ちゃってさ!」
バタバタとわたしのところに走ってきたクラスメイト、室谷 千彩(むろや ちさ)は今年から同じクラスになった子。
「いいよ。ちょっとまとめきれてないかも!ごめん!」
そう言うと千彩は、「全然いいよー!ありがと!」と言って去っていった。
それから次々にノートを写させてほしいと頼まれ、結局下校時間ギリギリになってしまった。
ちょっと大変だけど、誰かの役に立ってるなら良いかな!とわたしは思った。
みんなも分かる通り、わたしは学校では超真面目。
課題は期限までにちゃんと出すし、テストだって高得点を取り続けている。友達からもしっかり者だねとよく言われる。わたしもそれは自覚しているのだ。
なんてことを1人考えていると
「ん?雪?」
と、睨むようにわたしを見てきたこの人の名は
三橋 琉生(みつはし るい)。この人がわたしの幼なじみで1個下の高校1年生。みんなびっくりしたでしょ?もっと愛想いいと思うよねやっぱ!
「なあ無視すんのひどくね?」
「あ、ごめんごめん!というか、この道歩いてるってことは今日もわたしの家来るということですかね、?」
おそるおそる聞いてみると、
「行かない選択肢ある?」
相変わらずぶっきらぼうというかなんというか、、
「はい、、。」
仕方なくわたしが折れて一緒に帰ることに。
「はあーはやく雪の家着かないかな」
みんな絶対おかしいと思ったよね。辻褄があってないよって。まあそれは後ほどわかるので、笑、
そこから無言で家に向かった。
そして家に入った瞬間
「ねー俺今日やばいかも。」
あーこれきちゃった。いつものやつー!今日もわたしどうなっちゃうんだろ。
ぎゅっ
「帰ってる時ずっとこうしたかった。我慢した俺えらくない?はあーいい匂いする。やばいほんとに。大好きだよ雪。」
みなさん、分かりましたか?理解できました?
この人、外では他人のように冷たいのに2人きりになるとこんなに甘えてくるんです。年下なのにどこか余裕ありげな表情。その表情にいつも困ってるのそろそろ気づいてください!!